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韓国旅客機事故 時速200キロで外壁に衝突か 航空評論家


韓国南西部の務安国際空港で発生した旅客機の事故は、着陸装置が出ずに胴体着陸を試みた際、外壁に衝突し機体が大破する深刻なものでした。衝突時の速度は時速200キロと推定されています。元日航機長の小林宏之氏によると、事故前に報じられた「バードストライク」が原因で着陸装置が出なかった可能性は低く、何らかの機械的トラブルがあったかもしれません。また、通常は火災拡大を防ぐために上空での旋回を行って燃料を減らすのが基本であるが、その点での機長の判断についても検証が必要と指摘されています。過去の事例として2007年の全日空ボンバルディア機が類似の状況で高知空港に胴体着陸したケースが挙げられています。

 韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で29日午前に発生した旅客機の事故について、元日航機長で航空評論家の小林宏之氏に聞いた。

 今回の事故では、車輪などの着陸装置が出ずに胴体着陸を試み、高速で外壁に衝突して機体が大破した。事故当時の映像を確認すると、衝突直前には時速200キロは出ていたとみられる。問題は、なぜ着陸装置が出なかったかだ。

 事故の前に、鳥が機体に衝突する「バードストライク」があったとも報じられているが、たとえ大型の鳥だったとしても、それにより着陸装置が出なくなるとは考えづらい。何らかの機械的なトラブルがあった可能性がある。

 動画を見ると、機体の前輪も後輪も出ていないことが確認できる。ただ、片方だけ出ている場合などは、機長の判断で全てを引っ込めて胴体着陸を選択することもありうる。

 一方、こうしたケースでは、火災が拡大しないよう、上空で旋回するなどして、できるだけ機体に残る燃料を少なくするのが基本だ。2007年、全日空のボンバルディア機が車輪が出ないため高知空港に胴体着陸したケースでは、機長が長時間にわたり上空を旋回した。

 今回、機長の判断はどうだったのか、検証が必要だ。【聞き手・畠山哲郎】

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