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JAL機長2人からアルコール検知 前日にボトルワイン3本注文


日本航空(JAL)は、国際線の男性機長2人が乗務前にアルコールを検知され、その結果、旅客便の出発が約3時間遅れたと発表しました。機長たちは前日にワインを多量に摂取し、規定を超えるアルコール量を飲んでいましたが、自主検査でアルコールが検出されても会社に申告しませんでした。1人は体調不良を理由に出発を遅らせ、その後の再検査で検知されなかったため乗務を許可されました。当局はこれを問題視しており、JALも反省を述べています。

 日本航空(JAL)は10日、国際線の男性機長2人から乗務前にアルコールが検知され、搭乗する旅客便の出発が約3時間遅れたと発表した。乗務前日に2人で食事した際にボトルワインを3本注文し、社内規定の制限を超える量のアルコールを摂取したという。

 2人は1日午前7時20分(現地時間)、豪メルボルン発成田行きの便に乗務する予定だった。2人は早朝、ホテルでの自主検査の際にアルコールを検知したにもかかわらず、会社に申告しなかった。

 2人のうち59歳の機長は「体調不良」と説明してホテルの出発時間を1時間遅らせ、その後の検査で検知されなかった。56歳の機長は空港での検査でアルコールが検知され、「誤検知」と主張。しばらくして検査をやり直すとアルコールは検知されなくなり、乗務を認められたという。

 JALが3日に聞き取り調査をしたところ、2人はホテルでの検査結果を申告していなかったことを認めた。2人は現地時間の11月30日午後2~4時、ホテル近くのレストランでスパークリングワイン2杯、ボトルワイン3本を注文した。

 JALの担当者は「これだけ飲んでいるのであれば、乗務させるべきではなかった。欠航と判断すべきだった」と話している。JALでは4月、機長の過度な飲酒が原因で欠航便が出ており、国土交通省から厳重注意を受けた。【原田啓之】

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