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韓国前国防相の拘束 検察、証拠隠滅の恐れから早期に着手 携帯押収


韓国の尹錫悦大統領による「非常戒厳」宣布を受け、前国防相の金龍顕氏が内乱容疑で拘束されました。検察は、金氏が尹氏に戒厳令を進言し、その実施を主導したと判断し、証拠隠滅の恐れがあるとして拘束に踏み切りました。現在、検察は金氏の関与について本格的な調査を進めています。内乱罪が適用されれば、最高刑は死刑となります。野党からは、戒厳令の宣布が憲法に違反しているとする告発があり、尹氏と金氏は内乱及び職権乱用の疑いで訴えられています。韓国憲法では、戒厳令の発令には特定の要件が必要とされていますが、今回のケースではその要件が満たされていない可能性があります。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」宣布を巡り、検察は8日、内乱容疑などで告発されている金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相を拘束した。朝鮮日報が伝えた。検察は48時間以内に裁判所に拘束令状を請求するかどうかを決める。

 金氏は尹氏に戒厳令を進言し、事実上主導したとされる。内乱罪は刑法で定められ、憲法秩序を乱す目的で暴動を起こした場合などに適用される。最高刑は死刑。

 聯合ニュースによると、検察は金氏が関係者らと話を合わせるなど証拠隠滅の恐れがあるとして、拘束が必要だと判断。金氏の携帯電話を押収した。通常は物的証拠を分析した後に関係者を調査するが、事件の主要な関係者たちの陳述が食い違っていることから早期に調査に着手したという。

 野党「共に民主党」は、尹氏の戒厳令の宣布が「いかなる要件も守っておらず、明白な憲法違反だ」とし、5日に尹氏と金氏を内乱容疑で告発。別の野党からは職権乱用の疑いでも告発されている。最高検察庁は6日に特別捜査本部を設置し、8日未明に金氏が出頭していた。

 韓国の憲法は、大統領が戒厳令を出せる要件として「戦時やそれに準ずる国家非常事態」において「兵力で対応したり、公共の秩序を維持したりする必要がある」場合と規定している。【ソウル日下部元美】

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