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ススキノ火災 負傷女性はDV相談 意識不明男性は自殺予告投稿


札幌ススキノの雑居ビルで起きた火災は、20代女性が交際相手の41歳男性からのドメスティックバイオレンス(DV)を北海道警に相談した数週間後に発生しました。女性は別れ話を切り出した際に男性から暴力を受けたと訴えていました。男性はSNSで自殺予告をしていましたが、警察が訪問した際には自殺の意図を否定し、反省の意を示したとのことです。火災はガールズバーの営業中に発生し、現場には数人の従業員と客がいました。意識不明の男性の回復を待って、警察はより詳しい事情を聴く予定です。事件は交際関係のもつれが一因とみられており、道警が背景を詳しく調査しています。

 札幌市の繁華街・ススキノの雑居ビルで発生した火災で、負傷した20代女性が今月上旬、火を付けた疑いがある男性(41)から別れ話を巡ってドメスティックバイオレンス(DV)を受けたとして、北海道警に相談していたことが28日、捜査関係者への取材で判明した。男性はSNSで自殺予告もしていたといい、道警は交際関係のもつれが事件につながった可能性があるとみて背景を調べる。

 捜査関係者によると、出火したガールズバーの従業員の20代女性は11月7日、すすきの交番を訪れ、「彼氏と別れ話でもめた」と相談。2人は同居していたが、別れ話をしたところ男性が暴れ、暴力も振るったと訴えた。

 男性は8日、SNSに自殺予告を書き込んだが、自宅を訪問した道警の警察官には「死ぬつもりはない。反省している」と話した。その後、2人は同居を解消。男性は11日にもSNSに同様の書き込みを投稿し、道警が電話で連絡を取ると「もうしない」と答えたという。

 火災は26日午後3時20分ごろ、札幌市中央区の6階建て雑居ビルの2階から発生。店は営業中で、2人のほかに従業員と客の計4人がいた。男性は意識不明の状態が続いており、道警は回復を待って事情を聴く方針。【後藤佳怜】

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