starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

山形大・東日本重粒子センターが初の一般公開 23年は662人治療


2023年10月9日、山形大医学部東日本重粒子センターが初めて一般公開され、389人が見学に訪れた。独自の最小・最軽量の回転ガントリー照射装置やシンクロトロン加速器が公開され、多くの参加者がその技術に感嘆した。2021年から治療を開始し、23年には662人が治療を受けている。なお、6月からは重粒子線治療に公的医療保険が適用される疾患が増加しており、センター長はこの公開を通じて、特に若い世代に理学や医学への関心を高めてもらいたいと語った。

 北海道・東北エリア唯一の重粒子線がん治療施設として知られる山形大医学部東日本重粒子センター(山形市)が9日、初めて一般公開された。家族連れなど389人が施設内を見学した。

 同センターでは2021年に治療を開始した。23年は県内外の患者662人が治療を受けた。

 この日は世界で4台しか稼働していない最小、最軽量の全長10メートル、重量200トンの回転ガントリー照射装置やあらゆる角度から重粒子線を治療部位に照射できる回転ガントリー照射室を公開。炭素イオンを加速させる直径20メートルに及ぶシンクロトロン加速器など普段は見ることができない施設内のスペースにも参加者は入ることができ、感嘆の表情で写真に収めていた。

 6月から重粒子線治療に公的医療保険が適用される疾患が拡大された。岩井岳夫センター長は「実際に見ていただくことで身近に感じてもらい、特にお子さんや若い人たちに理学や医学に興味を持ってほしい」と見学会の意義を語った。【竹内幹】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.