高速道路の本線を自転車で走る国内唯一の大会「サイクリングしまなみ2024」(隔年開催)が27日、愛媛と広島を結ぶ瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)を中心に開かれた。国内外から3446人が参加し、秋晴れの下、多島美の絶景コースを満喫した。
しまなみ海道(愛媛県今治市―広島県尾道市)の開通25年記念大会で、28の国・地域から9~91歳がエントリーした。しまなみ海道を往復する約140キロ▽初心者や2人乗りのタンデム自転車も楽しめる約40キロ――など計8コースで、タイムは競わない。
初めて参加した東京都国分寺市の会社員、竹田裕重(ひろしげ)さん(52)は「沿線の一大イベントになっていることが分かりました。温かくもてなしていただき、感激です」と話した。【松倉展人】