林芳正官房長官は25日の記者会見で、北朝鮮の兵士がロシア東部の軍事施設で訓練を受けているとの分析を米国政府などが明らかにしたことについて「ロシアによるウクライナ侵略に加担する可能性を含め、深刻な懸念を持って注視している」と述べた。
カービー米大統領補佐官は23日の記者会見で、北朝鮮兵は訓練後にウクライナ軍と交戦する可能性があるとの懸念を示した。林氏は会見で「最近の露朝軍事協力の進展の動きは、ウクライナ情勢のさらなる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」と指摘したうえで、関連情報の収集・分析を行う考えを示した。【金寿英】