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教員がクイズ番組優勝、賞金で校舎に映像投影 「合格勝ち取って」


奈良県立畝傍高で、今年春の全国クイズ優勝賞金を使ったプロジェクションマッピングが行われ、大学受験に挑む3年生を応援しました。この企画は、全国優勝した教師たちのクイズ番組「全日本高校先生クイズ選手権」から生まれ、その優勝賞金300万円が原資となったものです。校舎本館にエールが映し出され、1、2年生からの「自分を信じて、未来へ進んで」などのメッセージが届けられました。このイベントは通常、毎年12月に生徒会が企画する受験生のためのイルミネーションに加えて行われ、今年は「ウネクション」として新たな形での応援が行われました。畝傍高はその歴史や伝統が重視されており、2024年度には奈良県から「進学教育重点校」に指定されています。

 毎日放送のクイズ番組で今春、全国優勝した奈良県立畝傍高(橿原市)で24日夕、大学受験する3年生を応援するプロジェクションマッピングが開催された。優勝賞金300万円を原資に開催され、校舎本館(国登録有形文化財)に「自分を信じて、未来へ進んで」など1、2年生からのエールが映し出された。

 優勝したのは生徒ではなく教員。4人チームで競う「全日本高校先生クイズ選手権」(3月24日放映)を制した。全国128校が参加し、畝傍高は2月の予選で関西・四国ブロック代表に。さらに3月10日の決勝で、ラ・サール高(鹿児島)など各地区代表4校を破り、頂点に立った。

 畝傍高は毎年12月、生徒会主催で受験生を励ますイルミネーションを開催。クイズ番組で優勝した今年はさらに「ウネクション」と題してマッピングも行った。生徒会長の松田和輝さん(2年)は「先輩方も全国一になった先生に続いて」、優勝チームの富岡大教諭は「悔いのないよう志望校合格を勝ち取ってほしい」と話した。

 畝傍高は1896年開校の伝統校で、県教委から2024年度「進学教育重点校」に指定されている。【皆木成実】

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