公明党大阪府本部は14日夜、15日公示の衆院選(27日投開票)で、日本維新の会と初めて対決する大阪と兵庫の6小選挙区について、比例代表との重複立候補を行わないと発表した。府本部の石川博崇代表(参院議員)は報道陣の取材に、「正々堂々と挑ませていただいて、逆転勝利を飾らせていただきたい」と決意を述べた。
維新は「大阪都構想」で協力を得る見返りに、公明が議席を持つ6選挙区への擁立を見送ってきた。しかし、都構想が住民投票で2度否決されるなどして、方針転換。維新も公明との全面対決を前に、「退路を断って有権者に覚悟を示す」として、大阪の全19選挙区中、大阪9区を除く18選挙区で、重複立候補を認めないと決定していた。【藤河匠】