イスラエル軍は14日、イスラエル北部ビンヤミナ近くの軍事基地で13日に無人機(ドローン)による攻撃があり、イスラエル兵4人が死亡、51人が負傷したと発表した。レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラが攻撃を認める声明を出した。
イスラエルメディアによると、ドローン攻撃があった際、事前に飛来を知らせるサイレンは鳴らなかったという。イスラエル軍は迎撃システムが作動しなかった原因を調べている。
イスラエル軍が9月末にレバノン南部に地上侵攻して以降、ヒズボラも攻撃範囲を国境付近から広げてきている。今月9日には北部キリヤット・シュモナにロケット弾が着弾し、民間人の男女2人が死亡した。
一方、イスラエル軍は13日もレバノン各地で攻撃を続けた。レバノン保健省は13日、昨年10月以降のレバノン側の死者が2300人を超えたと明らかにした。【エルサレム松岡大地】