林芳正官房長官は7日の記者会見で、5日の石破茂首相の石川県能登地方訪問に関する首相官邸の公式X(ツイッター)に敬語を用いた投稿があり、表現を修正したと明らかにした。
5日の官邸の投稿では「石破総理は能登の被災地を訪問し、お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」と、複数箇所で敬語を用いていた。これに対し、X上で「なぜ官邸が首相に敬語を使うのか」などと違和感を表明する意見が相次いだため、6日の投稿で「お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました」と修正していた。
林氏は会見で「投稿翌日に表現を適正化したと承知している」としたうえで、「私からも改めて適切な情報発信を行うよう内閣広報室に指示した」と述べた。【鈴木悟】