東京都と埼玉県での連続強盗事件で、埼玉県所沢市で起きた事件に関与したとして、県警が公開手配して行方を追っていた住所・職業不詳、森田梨公哉(りきや)容疑者(24)とみられる男性の身柄が新潟県内で確保されたことが7日、捜査関係者への取材で明らかになった。
森田容疑者は、東京都国分寺市で9月30日未明にあった強盗事件にも関与したとみられる。
森田容疑者は、1日午前2時10分ごろ、所沢市北野新町2の住宅に侵入。現金約8万円を奪う際、住人の80代男性に刃物で切りつけるなどの暴行を加え、けがをさせた疑いがある。
県警は1日、ほかの実行役とみられる男性3人を強盗致傷容疑で逮捕。一方で森田容疑者は、事件後に車で東京都小平市のJR武蔵野線新小平駅まで移動し、さらにタクシーで逃走。1日午前3時過ぎに東京都東村山市内で姿が確認されたものの、再びタクシーに乗ったとみられる。
県警は3日、顔写真を公開して指名手配していた。。捜査関係者によると、ほかの実行役とみられる3人は容疑を認め、「SNS(ネット交流サービス)で闇バイトに応募した」と供述しているという。【安達恒太郎】