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TSMCと半導体は熊本・日本を救うか? 26日に熊本大でシンポ


 熊本大学は26日、半導体受託生産の世界最大手「台湾積体電路製造」(TSMC)や半導体をテーマにしたシンポジウムを熊本市中央区の黒髪北キャンパスで開く。TSMCの熊本進出が注目を集める中、慶応大名誉教授の金子勝氏ら識者が半導体産業の展望や「シリコンアイランド九州」の未来について語る。

 日本政府の巨額支援を背景に熊本に進出したTSMCは、年内にも工場が本格稼働し、第2工場の建設計画も進む。さらに、半導体関連企業集積の呼び水ともなった。

 シンポは「TSMCと半導体は熊本・日本を救うか?」と題し、産業論と地域経済の視点から半導体を巡る日本経済と熊本の現状を考える。金子氏や九州経済調査協会常務理事の岡野秀之氏がパネリストとして報告する他、熊本大の鹿嶋洋、吉岡英美両教授も地域への影響や台湾・韓国の半導体産業について解説する。

 午後2~5時(午後1時半会場予定)。参加無料。問い合わせは熊本大法学部の岡田行雄教授(yukio@kumamoto-u.ac.jp)。【中里顕】

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