山陽新幹線は23日、山口県の厚狭(あさ)―新下関間の保守作業が長引いた影響で、広島―小倉間の上下線で始発から運転を見合わせている。影響で新大阪―広島、小倉―博多間でも遅延や減便などが発生している。再開は早くとも23日正午以降の見込みという。
JR西日本によると、保守作業は毎日、終電から始発の間に実施している。22~23日は架線の張り替え工事中に何らかのトラブルがあり、23日午前4時10分ごろ、現場の作業員から指令所に「始発までに作業が終了しない」と連絡があったという。23日午前9時現在、保守作業は終了し、作業用車両の収容を待っている。【佐藤緑平】