滋賀県は19日、上司に暴言行為をして過度の心理的負荷を与えたなどとして、獣医師で家畜保健衛生所の女性主任技師(51)を減給10分の1(5カ月)の懲戒処分にした。
県人事課によると、主任技師は2022年~23年にかけて、打ち合わせの日程変更などをした上司に対し、「約束は守りましょうって小さい頃、習いませんでしたか?」、「お前ごときが何言っとんねんってか?」などと対面やメールで暴言行為を繰り返した。主任技師は「上司が自分の担当業務を軽く見ていて、何度も約束を反故(ほご)にされたので不信感が蓄積した」と話しているという。
また、23年~24年にかけて、自分の健康づくりのために勤務時間中に衛生所内でウオーキングを繰り返したり、勤務で外出した際に私用の酒類を購入したりするなどの職務専念義務違反もあった。23年6月に同僚職員から県に相談があり、発覚した。【飯塚りりん】