ベラルーシの国営テレビは4日、日本人の諜報員がベラルーシで拘束されたと報じた。
国営テレビが公開した動画では、手錠をかけられた「ナカニシ・マサトシ」を名乗る眼鏡をかけたアジア系の男性が質問を受け「私の活動はベラルーシにとって危険な可能性がある」とロシア語で答えている。拘束前とみられる男性が街中をカメラのようなもので撮影する様子なども映されている。
国営テレビによると、男性はベラルーシの社会や政治状況、中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の実施状況、ベラルーシとウクライナの国境の軍事インフラなどについて情報を集めていたとされる。
国営テレビは、5日に男性に関する「東京から来たサムライの摘発」と題する特別レポートを放送するとしている。【モスクワ山衛守剛】