大阪市や大阪府守口市で約24万5000軒が15日早朝に一時停電した問題で、大阪市城東区付近の地中を通る送電線の不具合が原因とみられることが、関西電力送配電への取材で明らかになった。周辺の変電所がこの不具合を感知し、広範囲で通電が停止した可能性があるという。
同社は引き続き不具合が起きた送電線の特定などを急いでいる。
今回の停電を巡っては、京阪電鉄が京阪本線の淀屋橋―京橋間、中之島線全線が始発から一時運転を見合わせ、約3万人に影響した。JR西日本は大阪環状線などで遅れや運転取りやめが発生し、約2万5000人に影響が出た。【戸田紗友莉】