5日午前9時35分ごろ、群馬県渋川市北橘町の養鶏会社で、銅線約22メートル(時価約15万円相当)が盗まれているのを会社関係者が発見し、110番した。7月30日以降、市内の養鶏会社を狙った銅線盗は2件目で、渋川署が関連を調べている。
同署によると、4日夕~5日朝、鶏舎の主電源と非常用電源の配線がそれぞれ切断され、非常用電源の銅線が盗まれていたという。これにより鶏舎の空調設備が止まり、飼育されていた数十万羽のうち相当数が死んだとみられる。
同市北橘町赤城山の養鶏会社も30日未明、銅線約170メートル(時価約500万円相当)を盗まれる被害に遭い、飼育するニワトリが暑さにより多数死んだ。【加藤栄】