5日午前の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は続落して取引が始まった。下げ幅は前週末終値比で一時1600円を超え、節目の3万5000円を下回った。3万5000円割れは1月上旬以来、約7カ月ぶりの安値水準。
円高の進行や米景気の先行き不安を背景に、2日の日経平均は急落。歴代2位の2216円の下げ幅となった。
株安は世界的に連鎖し、2日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は600ドル超値を下げた。
同日発表された7月の米雇用統計は景気動向を示す非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を大幅に下回り、ドル売りが加速。5日午前の東京外国為替市場は1ドル=145円台で取引されている。【成澤隼人】