米東部ペンシルベニア州バトラーで13日に起きたドナルド・トランプ前大統領(78)の銃撃事件で、大統領警護隊(シークレットサービス)は13日夜、トランプ氏を狙撃した容疑者を殺害したと発表した。現場となった選挙集会にいた聴衆のうち1人が死亡、2人が重傷を負ったとも明らかにした。
銃撃ではトランプ氏も耳を負傷した。事件の動機や背景は今後、連邦捜査局(FBI)などが捜査する。
大統領警護隊の発表によると、13日午後6時15分ごろ、トランプ氏が演説していた壇上に向けて複数回の発砲があった。警護隊は直ちにトランプ氏の防護措置をとるとともに、容疑者に対応して殺害した。【ワシントン秋山信一】