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プーチン氏、インドのモディ首相と首脳会談 関係強化が目的


 ロシアのプーチン大統領は9日、モスクワでインドのモディ首相と会談した。両国の関係強化が目的で、貿易や安全保障、エネルギー協力などが主な議題とみられる。ロシア側には「グローバルサウス」(新興・途上国)の主要国であるインドとの伝統的な友好を深め、欧米によるロシア孤立化の狙いを頓挫させたい思惑がある。

 ウクライナでの「特別軍事作戦」を巡って欧米と対立するロシアは、BRICSや上海協力機構(SCO)など、中露主導の多国間枠組みを通じて新興・途上国との結びつきを深めている。その中でも、バランス外交を重視するインドは、ウクライナ危機に関して中立の立場を貫き、ロシアにとって重要な国だ。インドはウクライナの提唱で6月にスイスで開催された「平和サミット」でも、共同声明への署名は見送っている。

 モディ氏は、6月の政権3期目発足以降では2国間外交として初の外遊先にロシアを選んだ。ソ連時代から続く伝統的な友好を基盤に、対露関係重視の姿勢を示した。その背景にあるのが、国境問題を巡って関係が近年、急激に悪化している中国の存在だ。

 モディ氏は、7月3~4日にカザフスタンで開かれたSCO首脳会議を欠席。議会日程を理由としたが、中国の習近平国家主席との接触を避ける形となった。インドとしては、対露首脳外交を通じて、ロシアとの接近を強める中国をけん制したい狙いもあるとみられる。

 一方で、インドは中国への対抗を念頭に、西側諸国との関係も重視する。日本、米国、オーストラリアとの4カ国による安全保障や経済協力を協議する枠組み「Quad」(クアッド)の一員でもある。また、グローバルサウスの「筆頭格」を自任し、食糧や資源エネルギーの高騰をもたらす国際紛争には反対の立場を打ち出す。

 このため、ウクライナとロシアの対立を巡っては、モディ氏は平和的解決の必要性も強調する。22年9月にウズベキスタンでプーチン氏と会談した際には「今は戦争の時ではない」と訴える場面もあった。今回の訪露前の声明でも「地域の平和と安定を支援する役割を果たしたい」と述べた。

 インド自体が無縁ではない事情もある。米メディアの報道によると、適切な情報を与えられずにロシア軍に入隊させられたインド国民20人以上が助けを求めているとされる。モディ氏は会談で、こうした人々の早期帰還を求める見通しだ。【モスクワ山衛守剛】

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