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先手・豊島九段がひねり飛車を見せる 名人戦第2局、中盤戦へ


 千葉県成田市の成田山新勝寺で23日始まった藤井聡太名人(21)と豊島将之九段(33)の第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第2局は正午、29手まで進んだ局面で1時間の昼食休憩に入った。消費時間は豊島九段1時間4分、藤井名人は1時間38分。

 藤井名人の先勝を受け、先手番に代わった豊島九段の作戦が注目された第2局。初手2六歩から相掛かり戦に進み、玉は4八と右側に上げた。

 後手番の藤井名人は挑戦者の狙いを見定めようと、一手一手を慎重に時間を使って指し進めた。

 豊島九段は7七桂跳ね(27手目)から7五歩と突き、3六にいる飛車を7~8筋に転回するひねり飛車を見せた。藤井名人が26分考えたところで正午を迎え、次の手を指さずに休憩に入った。

 解説の渡辺和史六段は「すぐに激しい戦いにはなりそうにない。互いにいい形を作って中盤戦に備えられるかどうか」と話した。【新土居仁昌、丸山進】

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