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トラックなど大型車にAT免許導入へ 2026年4月から順次


 警察庁は18日、トラックやバスなどの大型車について、オートマチック(AT)車限定の運転免許を導入する方針を決めた。AT車が大型車でも普及しているほか、物流業界で人手不足が懸念される「2024年問題」もあり、ドライバーの確保に向けて業界団体から要望が寄せられていた。2026年4月以降、順次導入する方針。

 AT車に限る免許は現在、「普通」とタクシーの運転に必要な「普通第2種」のみに導入されている。新たにAT免許が導入されるのは、トラックなど「大型」「中型」「準中型」と、バスなど「大型第2種」「中型第2種」の計5種。

 パブリックコメント(意見公募)の結果を踏まえたうえで、中型、準中型、中型第2種は26年4月、大型は27年4月、大型第2種は27年10月の導入を目指す。

 22年に普通車の免許を取得した117万6433人のうち、約73%の85万7153人がAT限定免許だった。警察庁や業界団体の調査によると、大型車でもAT車の利用が拡大しており、23年に販売されたバスの約9割、大型トラックの約7割はAT車だった。

 一方、4月からはトラックなどの運転手の時間外労働に上限が設定され、人繰りは厳しさを増していく。日本バス協会や全日本トラック協会は大型車での早期のAT免許の導入を警察庁に求めていた。

 大型免許の22年の取得者は6万4395人で、中型は19万5216人。AT免許の教習は、原則としてマニュアル車より4時限(計3時間20分)少なくなり、取得者の増加につながることが期待される。【山崎征克】

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