群馬県の山本一太知事は14日の記者会見で、露出の多い女性ダンサーたちが招かれた自民党和歌山県連主催の懇親会に同党青年局幹部らが参加した問題で、「普通の感覚なら考えられない。緊張感が全体として欠如している」とクギを刺した。
懇親会では女性ダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたとされ、党青年局の藤原崇局長(衆院岩手3区)、中曽根康隆局長代理(群馬1区)が発覚後に辞任した。同党参院議員を4期24年にわたり務めた山本知事は「(自民は)古巣だが、もっとちゃんと緊張感を持ってほしい」と批判。政治とカネの問題にも触れ、「県には政権が安定していることがとても大事で、しっかり立て直してほしい」と指摘した。【田所柳子】