
狩猟してはいけない区域で散弾銃を撃ってカモを捕獲しようとしたとして、茨城県警稲敷署は20日、東京都足立区興野2、会社役員、渡辺義雄容疑者(76)を銃刀法違反と鳥獣保護法違反などの疑いで逮捕した。容疑を否認しているという。
逮捕容疑は1月12日午前10時半ごろ、鳥獣保護法で狩猟可能区域と定められていない稲敷市浮島の市道で、自身で運転する乗用車から霞ケ浦湖畔にいたカモに向けて散弾銃を1発撃って捕獲しようとしたとしている。同署によると、1羽に命中したが、そのまま流されたか沈んだとみられる。釣り人の男性が目撃し、署に通報した。同署が動機などを調べる。
周辺は霞ケ浦のうち西浦と呼ばれる区域の南岸近くで、ジョギングやサイクリング、散歩などを楽しむ人も多い。【長屋美乃里】