北海道は2日、道交法違反(酒気帯び運転)の罪で罰金30万円の略式命令を受けた後志総合振興局の男性職員(49)を停職6カ月の懲戒処分にした。職員は7月、小樽市内の飲食店で午後10時から飲酒し、翌日の午前5時ごろに店を出て車を運転したところを検挙された。呼気1リットル当たり0・85ミリグラムのアルコールが検出されたという。
また、2022年10月~23年4月に同僚の女性職員に手紙やプレゼントを渡し続けた保健福祉部出先機関勤務の男性職員(54)は、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けた。女性職員から「やめてほしい」と直接伝えられた後も、同様の行為を繰り返していたという。
4職員は戒告
この他、新型コロナウイルスのPCR検査を委託した医療機関からの請求書の処理を怠り、計3億5137万円の支払いを遅延させた胆振総合振興局の男性職員(37)と、私有車で30キロ以上のスピード違反をした男性職員3人を戒告処分にした。【石川勝義】