女子中学生にみだらな行為をしたとして、熊本市教委は15日、市立白川中学校の沖田晃宗講師(27)を懲戒免職処分にしたと発表した。「(行為を)我慢できなかった。被害生徒に申し訳ないと伝えたいが、合わせる顔がない」と話しているという。
市教委によると、沖田元講師は、勤務する中学校の男子バレーボール部の顧問だった3~6月、遠征先の同県人吉市や大分・長崎両県内のホテルで、別の中学校に通う熊本県内の女子生徒が18歳未満と知りながら、みだらな行為などをした。
沖田元講師は8月、熊本県警に県少年保護育成条例違反容疑で逮捕され、熊本簡裁から罰金50万円の略式命令を受けて納付した。
市教委の学校関係者の懲戒処分は今年度だけで3人目。担当者は「市民の教育に対する期待と信頼を大きく裏切り申し訳ない」と陳謝し、相次ぐ不祥事を受け「改めて再発防止に向けた研修の徹底を促す」と話した。【中村園子】