任期満了に伴う東大阪市長選(9月17日告示、24日投開票)に、現職の野田義和氏(66)が16日、5選を目指し大阪維新の会公認で立候補する意向を明らかにした。野田氏は初当選以来無所属で自民、公明両党の支援を受けていた。同市長選の立候補表明は初めて。
野田氏は「東京に対峙(たいじ)する大阪を作ることは私自身の一貫した考え方」と自説を述べた上で、維新が市長を務める大阪、堺の両市と連携することが「東大阪の発展につながると確信をしている」と語った。
維新公認での出馬は自民、公明両党の反発が予想されるが、東大阪市を前に進めるため、理解が得られるとの考えを示した。近く記者会見を開き、市民に維新公認で立候補する理由などを説明したいとしている。
野田氏は東大阪市議(自民)を5期務め、2007年の市長選で初当選した。【玉木達也】