「チキン南蛮の日」(7月8日)を前に、宮崎県延岡市の市民グループ「延岡発祥チキン南蛮党」のメンバーらが7日、市立延岡小を訪れて6年生約70人と交流した。児童は宮崎自慢の鶏肉料理・チキン南蛮が延岡で誕生した歴史などを学んだ。
チキン南蛮の日は、2017年に党が日本記念日協会に申請。「なんばん」の語呂合わせで登録されている。
メンバーの脇坂千恵さん(31)らが同校を訪問。チキン南蛮を全国に広めて地域活性化を図ろうと党を結成した経緯などを説明した。
マスコットキャラクター「チキなん番長」も児童と交流し、子供たちはパンに挟んだチキン南蛮の給食を味わった。6年の森麗乃(りの)さん(11)は「お肉がジューシーでおいしい」と笑顔だった。
2009年に発足した党は、一定の役割を果たしたとして8日に解党する。同日は党が関わる最後の行事として市内の「かわまち交流館」前広場でグルメイベントを開く予定だ。【重春次男】