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ウクライナのダム決壊 世界銀行が被害調査と支援へ 

2023.06.08 19:59
毎日新聞
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 ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムが決壊し、洪水によりドニエプル川下流地域で住民への被害が広がる中、ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ビデオメッセージで「国際社会による明確で迅速な対応が必要だ」と支援を呼びかけた。
 ゼレンスキー氏は「水や食料、そして医療支援なしにはヘルソン地域でどれだけの人々が亡くなるかわからない」と述べた。国連のグテレス事務総長は「少なくとも1万6000人がすでに家を失い、さらに数千人以上が安全に飲める飲料水が供給されず危機にさらされている」と指摘している。
 一方、世界銀行は7日、ダム決壊に関する被害やニーズの迅速な評価を実施することでウクライナを支援する意向を表明した。世銀の業務担当マネジングディレクターのアンナ・ビャルデ氏は、ダムの決壊が「必要不可欠なサービスの提供、そして環境に深刻な結果をもたらした」とツイッターに投稿。今回の被害状況の評価を急ぎ、ウクライナを支援するという。
 タス通信によると、発電所があるノバカホフカ市のロシア側トップ、レオンチェフ氏は8日、洪水により5人が死亡したと明らかにした。【山衛守剛】
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