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「ウクライナ軍が反転攻勢失敗でダム破壊」 ロシア国防相が主張


 ロシアのショイグ国防相は6日、ウクライナ南部ヘルソン州にあるカホフカ水力発電所のダム決壊について、ウクライナ軍によるテロ行為だと非難した。ウクライナ軍が反転攻勢に失敗した結果、ロシアが同州で侵攻してくるのを防ぐ狙いでダムの破壊に及んだと主張している。

 ショイグ氏は6日に出した声明で「本日未明にキエフ(ウクライナ)の政権は新たなテロ犯罪を実行した」と指摘。ウクライナ軍がカホフカダムを破壊した結果、下流地域に洪水を引き起こしたとしている。

 ここ数日のロシアは、ウクライナが4日から東部ドネツク州で反転攻勢に出てきたが、ロシア軍により撃退されたと主張してきた。そのうえで今回のダム決壊に関し「ロシア軍が(ヘルソン州で)攻撃に転じることを防ごうとして、キエフの政権が転覆行為を実行した」(ショイグ氏)との議論を展開している。

 ショイグ氏はウクライナの反転攻勢を撃退した成果として、約1900人のウクライナ兵を殺害し、欧州諸国からウクライナに提供された主力戦車を破壊したとも説明している。一方で、一連の戦闘でロシア軍にも一定数の犠牲者が出たことを認めた。ロシア兵71人が死亡し、210人が負傷したという。

 ロシア国防省は2022年9月に「部分的動員令」を発動した際、それまでの戦闘で5900人超の死者が出たと発表したが、それ以降は死者数に触れてこなかった。今回は限定した期間の死者数を明かしたのだが、異例の言及といえる。【モスクワ大前仁】

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