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ガーシー元議員、どんな人物?芸能界に人脈、「暴露系」で注目


 動画投稿サイトで芸能人らを脅迫したなどとして逮捕状が出ていたガーシー元参院議員(51)について、警視庁は日本へ帰国次第、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕する方針を固めた。ガーシー元議員は著名人の私生活を暴く「暴露系ユーチューバー」として注目を集めてきたが、どのような人物なのか。

 ガーシー元議員は1971年、兵庫県伊丹市で生まれた。2022年に発行した本人の著書「死なばもろとも」によると、大学卒業後は中古車販売などを手がけていたという。大阪のバーで知り合った有名お笑い芸人に誘われ、約30年前に上京。その後は東京都内の繁華街でバーを経営し、芸能人らとの人脈を築き上げた。アパレルブランドも立ち上げ、多くの芸能人を起用するなど関係を深めていった。

 著書のタイトルには、「どうせ死ぬなら、周りの連中も巻き添えにする」との意味が込められているという。著書によると、知人とトラブルになり、21年12月に日本を出て、アラブ首長国連邦(UAE)へ。その際、交流のあった芸能人らに「裏切られた」ことが、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」での暴露につながっているとみられる。

 最初の投稿は22年2月。以来、経営者や芸能人といった著名人の裏話の「暴露」が視聴者の好奇心を刺激し、口コミやSNS(ネット交流サービス)で爆発的に視聴回数を伸ばしていった。ユーチューブのチャンネル登録者数は22年7月に停止された時点で、120万を超えていた。

 22年7月の参院選では、NHK党(当時)から出馬した。このときは、自身が過去に起こしたトラブルで逮捕されかねないなどとしてドバイからインターネットを通じた異例の選挙戦を展開。28万票余りを集めて初当選を果たした。NHK党が比例代表に擁立した9人のうち個人名での得票が最も多く集まった。

 ガーシー元議員はドバイに滞在していた理由について著書で、自身の発言が名誉毀損(きそん)に当たる可能性に触れた上で「日本の法律は、日本の領土内でしか適用されない。誰も手出しできない場所で(動画の)配信を続けられる」と説明していた。

 だが、同時期にはツイッターやユーチューブチャンネルといったSNSアカウントが相次いで凍結されるなど、発信力を武器にしていたガーシー元議員に暗雲が垂れこめ始めた。

 そして動画内の過激な発言から、著名人らが警視庁に告訴状を提出。警視庁は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で逮捕状を請求していた。その後は、パスポートも失効し、警察当局が国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配を要請していた。【林田奈々、遠藤龍】

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