ウクライナの首都キーウで1日未明、ロシアによるミサイル攻撃があり、9歳女児ら3人が死亡した。ロイター通信などが報じた。避難しようとした防空壕(ごう)の扉が開かなかったとの情報があり、地元警察などが経緯を調べている。
キーウ市当局の発表によると、空襲警報が発令された4分後に、ミサイルの一部が市内の診療所近くに落下し、避難しようとしていた9歳女児やその母親ら3人が死亡した。ロイター通信は目撃した遺族の話として、母親らが防空壕(ごう)の扉をたたいて開けるよう求めたが、既に避難して中にいた人たちが開けなかったと伝えている。
キーウにはロシアによるミサイル攻撃が続いており、5月以降で18回に上っているという。【ケープタウン平野光芳】