インターネット通販大手のアマゾンジャパン（東京）は1日、千葉市と埼玉県狭山市に物流拠点を新設すると発表した。開設予定時期はいずれも今年8月。二つの施設の延べ床面積は計約20万平方メートルで、合計3000人以上の雇用を創出するという。
千葉市に開設する「Amazon千葉みなとFC（フルフィルメントセンター）」は、ロボットが商品棚を持ち上げて移動するシステムを導入する拠点としては国内最大となる。自動化で働く人々の業務をサポートし、棚入れや棚出しの時間を短縮する。スペース確保につながり、従来より最大40％多く在庫を保管できるため、商品の品ぞろえを増やすことも可能という。
狭山市の「Amazon狭山広瀬台FC」は、洋服や時計、靴などのファッション関連の商品を専門に取り扱う。こうした商品に対応した保管や梱包（こんぽう）の設備を備える。
二つの拠点の開設により、商品の品質管理者や設備の保全管理者、出荷作業などを担うスタッフら3000人以上の雇用が生まれるという。「フルフィルメントセンター」と呼ばれるアマゾンジャパンの物流拠点は国内で約25カ所となる。同社の担当者は「大幅な拠点拡大によって国内の販売事業者の成長に貢献したい」と話している。【袴田貴行】
大谷翔平・野球ニュース