28日午後2時5分ごろ、博多―新鳥栖間を走行中の新大阪発鹿児島中央行き九州新幹線「さくら553号」(8両編成)の車内で、車掌が乗客の男性に暴行されるトラブルがあった。別の乗客が110番し、次の停車駅の新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)に警察官が駆け付けるなど一時騒然となった。同駅で車両から男性を降ろし、車掌を交代するなどした影響で、約16分遅れて出発した。
JR九州などによると、男性は博多までの指定席券で乗車していたが、乗り過ごしていた。そのため、車掌が声を掛けると、男性から胸ぐらをつかまれて突き飛ばされたという。男性は酒に酔っていたとみられる。【志村一也】