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将棋・次期名人戦A級順位戦 初参戦の佐々木と中村、1回戦から高い壁


 第82期名人戦順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の各級の組み合わせが決まった。佐々木勇気八段(28)と中村太地八段(34)が初めてA級に参戦する。佐々木八段は、渡辺明名人(39)と藤井聡太王将(20)で行われている前期の七番勝負敗者と、中村八段は前期のプレーオフに敗れて惜しくも名人挑戦を逃した広瀬章人八段(36)と1回戦で対戦。佐々木八段と中村八段はA級最上位の2人を相手に、比較的不利といわれる後手番で戦うことになり、いきなり高い壁が立ちはだかる。

40代以上が不在のA級

 七番勝負は、渡辺名人が挑戦者の藤井王将を相手に1勝3敗と土俵際に追い込まれており、31日から第5局が長野県高山村の山田温泉「藤井荘」で行われる。七番勝負敗者は次期のA級1位の座を占める。

 その他の1回戦の組み合わせ(左が先手番)は▽豊島将之九段(33)―稲葉陽八段(34)▽菅井竜也八段(31)―永瀬拓矢王座(30)▽佐藤天彦九段(35)―斎藤慎太郎八段(30)――となる。最後の“羽生世代”として前期まで孤軍奮闘していた佐藤康光九段(53)が姿を消し、40代以上のいないA級となる。

 順位戦は6月に開幕。8回戦は来年1月31日に東京と大阪の将棋会館で、最終9回戦は2月29日に静岡市の浮月楼でそれぞれ一斉に行われる。

引き続き名古屋対局も

 東京、大阪に続く「第3の対局場」として昨年6月に開場された名古屋将棋対局場は、引き続きA級をはじめ各級の対局場となる。

 七番勝負で藤井王将が敗れた場合、A級では藤井王将の戦う5局を含めた8局が、名古屋で行われる。渡辺名人が失冠して中部在住者がゼロでも、所属が関東と関西とで異なる棋士間の「東西交流」対局全7局は、名古屋で指される。

 A級1位が渡辺名人、藤井王将のどちらになるかによって、各局の対局場所は大きく変わる。名古屋でのA級初戦は、渡辺名人がA級1位の場合は1回戦の永瀬王座―菅井八段戦、藤井王将の場合は3回戦の藤井王将―豊島九段戦になる。【丸山進】

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