松野博一官房長官は25日の記者会見で、岸田文雄首相の長男で首相秘書官の翔太郎氏が首相公邸を不適切に利用した問題について、「公的なスペースにおいて今回のような行為があったことは、首相は報道により認識し、事実関係を確認の上、厳しく注意した」と明らかにした。
文春オンラインの報道によると、昨年末に翔太郎氏は親族と首相公邸で忘年会を開き、その際に新閣僚が並ぶ様子を模したような写真などを撮影したとされる。松野氏によると、首相も「食事の場に一部顔を出し、あいさつした」といい、忘年会の開催自体については、松野氏は「公邸内の私的な居住スペースにおいて親族と食事をともにすることは特段問題はない」との認識を示した。【古川宗】