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風速25mで登山客「動けない」 救助した山小屋スタッフに感謝状


 栃木県警那須塩原署は18日、那須町の朝日岳(1896メートル)山中で遭難した登山客の救助に貢献した、山小屋「三斗小屋温泉大黒屋旅館」(那須塩原市板室)の館主、高根沢春樹さん(41)と、アルバイトの中村太一さん(25)に感謝状を贈った。

 同署によると、今月8日午前11時15分ごろ、知人女性と朝日岳を登っていた県内の20代の男性から「同行している女性が動けなくなった」と119番があった。男女は頂上近くまで登っていたが、付近は風速25メートルの風が吹き身動きが取れなくなったという。強風のため、消防と警察の救助活動は難航した。

 高根沢さんは8日午後7時過ぎ、この日の朝まで山小屋に宿泊していた男性から携帯電話で遭難の連絡を受けた。

 那須塩原市内の自宅にいたが、山に戻り、中村さんとともに食料や防寒具を持って現場へ急行。午後10時半ごろに男女を見つけ、その約30分後に同署の山岳警備隊員3人が駆けつけた。高根沢さんと中村さんは現場を離れ、男女は翌朝、県の防災ヘリに救助された。救助にあたった桜庭一誠警部補(41)は「ダウンを着せて温かくしてくれていて、大変ありがたかった」と感謝した。

 高根沢さんは「葉が凍っていたので気温は氷点下だったと思う。一晩越えると命が危ないと思って助けに向かった。無事な顔を見られてほっとした」と喜んだ。【鴨田玲奈】

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