モスクワのロシア大統領府に対する無人機（ドローン）攻撃について、ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、訪問先のフィンランドで「我々はプーチン（露大統領）やモスクワを攻撃していない。自国領土で戦う」と述べ、関与を否定した。また、近く露軍への大規模な反転攻勢に踏み切る構えを見せた。ロイター通信などが報じた。
北欧5カ国首脳との共同記者会見で述べた。ゼレンスキー氏は、ロシア側が今回のドローン攻撃をウクライナによるプーチン氏暗殺の試みだと主張していることについて、低下した自国民の戦意をかき立てる方法が他に無いためだと指摘した。
一方で、ウクライナが戦闘で成果を上げれば、西側諸国から新型戦闘機の供与を受けられるとの見通しを示し、「間もなく我々が（戦闘機を）手に入れることは確実だ。なぜなら、近く攻勢に転じるからだ」と反攻開始を示唆した。
ゼレンスキー氏は3日、北大西洋条約機構（NATO）に4月に新規加盟したフィンランドを電撃訪問し、ニーニスト大統領と会談。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの北欧各首脳が参加する首脳会議にも参加した。ロイターによると、ゼレンスキー氏は3日夜にオランダへ移動し、4日には同国のルッテ首相と会談する。【ベルリン念佛明奈】
大谷翔平・野球ニュース