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ごみ散乱、ぼや…琵琶湖岸 マナー違反撲滅へ駐車場有料化実験


 滋賀県は今年のゴールデンウイーク(GW)の10日間、草津市の湖岸緑地1カ所で駐車場有料化の社会実験を実施する。現在は無料のため休日には利用者が殺到、ごみが散乱するなど「マナー違反」が顕在化しており、有料化による効果や課題を把握したいとしている。【庭田学】

 有料化は4月28日~5月7日、草津市志那町の湖岸緑地「志那2」エリアで実施する。30台分の駐車場は予約制で1日2000円とする。有料バーベキュー(1人4500円)の予約も受け付ける。

 県によると、湖岸緑地のうち野洲市~草津市の南湖東岸エリアの5月の利用者は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年は24万人だったが、22年は3倍以上の83万人に急増した。この結果、ごみの放置やトイレの汚れが目立つほか、不適切な火の扱いで、ベンチ焼損や下草火災も発生したという。

 志那2エリアでキャンプをしていた守山市の調理師、川嵜拓也さん(30)は、ごみの散乱について「モラルの問題。私たちも迷惑だと思っており、有料化にも理由はある」と実験に理解を示した。一方で「同じ金額を払うなら、本格的な施設を利用した方がサービスが上。有料になれば遠のく利用者は多数いると思う」と指摘した。

 県は有料化実験で利用者にアンケートを実施し、利便性・快適性向上への影響などを調べる。三日月大造知事は今月7日の定例記者会見で「トイレ、ごみの環境をきれいにしなければならない。有料にして、行動がどのように変化するのか、しないのかを見たい」と語った。

 志那2エリアの駐車場予約は4月3日正午から、湖岸緑地のホームページ(https://www.seibu-la.co.jp/park/kogan/)で。

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