レクサス3台連続窃盗 同一犯が特殊機器で解錠か 福岡

　トヨタ自動車の高級車「レクサスLX」の窃盗事件が23日夕～25日朝、福岡地区で3件連続して発生した。被害者はいずれも施錠していたといい、福岡県警捜査3課は、同一犯が特殊機器で解錠した可能性があるとみて捜査を始めた。

　県警によると、粕屋郡の集合住宅駐車場▽福岡市東区の住宅駐車場▽同市中央区の月決め駐車場――に止めてあったレクサスLX計3台（時価900万～1200万円相当）が盗まれた。所有者は40～50代の男女3人。

　同車種を巡っては、車の動作を制御する車載ネットワーク「CAN」に特殊機器を接続して解錠し、エンジンを始動させて盗む「CANインベーダー」と呼ばれる手口による窃盗事件が埼玉や茨城、兵庫など各県で発生。

　県内では2022年10月に福岡市中央区、23年1月に北九州市小倉北区で同車種の盗難被害があり、県警が関連を視野に調べている。【佐藤緑平】