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警察庁長官狙撃事件の新証言に、現長官の露木氏「コメント控えたい」


 1995年に起きた国松孝次・警察庁長官(当時)狙撃事件で、警視庁が参考人として事情聴取した元自衛官の男性(49)が毎日新聞の取材に「事件当日、『狙撃犯』を名乗る知人の逃走を手伝ってしまった」と証言したことについて、警察庁の露木康浩長官は23日の定例記者会見で「既に公訴時効が完成して警視庁が捜査を終了しているので、コメントは差し控えたい」と述べた。

 露木氏は事件について、「警視庁において所要の捜査を行ったが、結果として真相の解明に至らなかったことは、私も残念に思っている」とも話した。

 事件は、オウム真理教の信者による地下鉄サリン事件から10日後の95年3月30日に発生。警視庁では、公安部が主体となった捜査本部が教団による組織的テロとみて調べを進めた一方、捜査1課を中心とした刑事部が別の強盗殺人未遂事件で無期懲役が確定した中村泰(ひろし)受刑者(92)の関与を疑った。しかし、立件には至らず、2010年3月30日に当時の殺人未遂罪の公訴時効(15年)を迎えた。

 元自衛官は中村受刑者の知人で、警視庁の複数回の事情聴取に対し、逃走支援を含む一切の関与を否定していた。だが、その後の毎日新聞の取材には、中村受刑者を「狙撃犯」とした上で具体的な証言をした。【松本惇】

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