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トランプ氏「逮捕予告日」は動きなし 支持者や反対派のデモも小規模


 トランプ前米大統領が「逮捕されるだろう」と予告した21日、東部ニューヨーク・マンハッタン地区の裁判所前では、支持者と反対派の双方が散発的にデモを行った。「不倫した」と公表しようとした女性への口止め料支払いに絡んで親族企業の財務記録に虚偽の記載をしたとされる疑惑の捜査で進展はなく、「逮捕予告」は外れる形となったが、裁判所の大陪審が起訴の可否を判断するための審理を続けており、近く結論を出す見通しだ。

 裁判所前では21日午前、約20人の市民がトランプ氏の起訴を支持するデモを行った。キャサリーン・サリバンさん(56)は「大統領経験者であっても、法を超越する存在はいない。罪を犯したのであれば、責任を問われるべきだ」と述べた。

 米メディアによると、トランプ氏は2016年の大統領選直前、過去の不倫関係を公表しようとした元ポルノ女優に支払う口止め料を弁護士に肩代わりさせた。事後に弁済する際、親族企業の「弁護士費用」として会計処理したことが州法違反にあたるとの疑いで捜査が続いている。他にも20年大統領選の結果を違法に覆そうとした疑惑や公文書の違法持ち出し疑惑などでも捜査を受けており、サリバンさんは「トランプ氏は民主主義の価値観を破壊した。他の事件でも起訴されるべきだ」と批判した。

 一方、トランプ氏が18日に「抗議せよ」と呼びかけたにもかかわらず、共和党やトランプ氏の支持者にまとまったデモの動きはみられず、散発的な個人の抗議活動が行われた。捜査を主導する民主党のマンハッタン地区検事を批判するプラカードを持った男性は「トランプ氏は在任中から(連邦議会での弾劾訴追も含めて)ずっと捜査の標的になってきた。民主党は政敵を倒すために司法権力を悪用している」と訴えた。

 トランプ氏は21日、自身のソーシャルメディアで、20日の支持者による抗議活動の動画を投稿した。アップ画面を中心に編集し、抗議の様子を強調したが、実際には30人ほどしか集まっていなかった。

 米メディアによると、大陪審は、早ければ22日中に起訴の可否を判断する投票を行う。起訴された場合、トランプ氏は出廷し、指紋の採取なども行われる見通しだ。トランプ氏は24年の大統領選に向けた選挙運動は続ける意向を示している。【ニューヨーク秋山信一】

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