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勤務中に喫煙、14年半で4500回 大阪府職員を減給、給与返還へ


 勤務時間中に喫煙を繰り返したなどとして、大阪府は20日、財務部所属の男性職員3人を減給10分の1の懲戒処分にしたと発表した。このうち14年半にわたって違反行為が確認された主事級職員(61)は勤務中に計4512回(計355時間19分)喫煙し、6カ月の減給処分となった。

 府人事課によると、2022年9月に匿名の通報があり、上司が3人を注意。その後も喫煙を繰り返していることを上司が尾行調査で把握していたが、3人は同年12月の聞き取りで「注意を受けてからは吸っていない」と虚偽報告をしたという。地方公務員法上の職務専念義務違反にあたるとし、主事級職員は144万円分の給与を返還する。

 また府は、部下にパワハラやセクハラをしたとして、同部課長級の男性職員(55)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。22年4~12月、飲み会で複数の女性部下に、ひわいなことを言ったり手を握ったりするなどしたうえで、「通報とかやめてな」と口止めした他、仕事中には男性部下を大声で指導し、「友達おらんやろ」と言ったという。

 さらに、府は公然わいせつ罪で略式起訴された都市整備部の男性職員(25)と、女性への盗撮行為を30回程度繰り返したという同部の男性職員(56)をいずれも停職3カ月とした。【石川将来】

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