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「質問しないで」発言、高市氏が撤回 謝罪には応じず 参院予算委


 高市早苗経済安全保障担当相が野党議員に「信用できないならもう質問しないで」と答弁した問題を巡り、参院予算委員会の末松信介委員長(自民党)は20日の同委で「遺憾で、この場で注意したい」と高市氏を注意した。高市氏は「重く受け止める」と述べたものの、謝罪しなかったため、野党が抗議。審議が一時中断し、高市氏は発言撤回に追い込まれたが、謝罪には応じなかった。

 末松氏はこの日の質疑に先立ち、高市氏に対し「予算案審査を(国会に)お願いしている政府の立場であることに留意し真摯(しんし)に答えるように」などと述べた。高市氏は「答弁を拒否していると受け止められ、国会審議に迷惑をかけることは本意ではない。真摯な答弁を心がけており、今後もそのように努める」と語った。

 これに対し、立憲民主党は「明確な謝罪がない」と抗議。審議は中断し、午後の審議開始が予定より約30分ずれ込んだ。再開後の質疑で「謝罪や撤回の考えはないのか」と追及する立憲の小西洋之氏に対し、高市氏は「撤回させていただく」と述べたが、謝罪には応じなかった。

 放送法の「政治的公平」を巡る総務省文書に官僚による高市氏へのレク(説明)内容が記載されているが、高市氏は一貫してレク内容を否定している。15日の参院予算委で「答弁は全く信用できない」などと追及した立憲の杉尾秀哉氏に対し「答弁が信用できないなら、もう質問をなさらないでください」と答弁。参院予算委理事会では「政府に対する国会の質問権を否定する発言だ」などとして、高市氏の謝罪や委員長による注意を求める声が上がっていた。【小田中大】

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