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ロシア軍が大規模ミサイル攻撃 キーウなどに着弾、各地で停電


 ロシアの侵攻が続くウクライナで9日、ロシア軍による大規模なミサイル攻撃があり、少なくとも6人が死亡したほか、各地で停電が発生した。ロイター通信などが報じた。

 ウクライナ軍によるとロシア軍はミサイル81発とドローン8機を投入した。AP通信などによると、大規模なミサイル攻撃は2月16日以来。ロシア軍はインフラ施設を狙った攻撃を繰り返しており、今回もエネルギー関連施設を標的としたとみられる。攻撃があったのは首都キーウ(キエフ)のほか、東部ハリコフや南部オデッサ、西部リビウ州など少なくとも10州に及ぶ。リビウ州では住宅に着弾し、中にいた男女5人が死亡した。

 また、ウクライナの国営原子力企業「エネルゴアトム」は9日、ロシア軍が占拠している南部ザポロジエ原発でミサイル攻撃により外部電源との接続が途絶えたと明らかにした。外部電源の喪失はロシアの侵攻開始以来、6回目。原子炉の冷却などに必要な電力は18台のディーゼル発電機で供給を続けている。発電機の燃料は10日分あるという。一方、地元の親露派はウクライナ側が「挑発」のため原発への電力供給を断ったと主張した。

 ロシア軍とウクライナ軍は東部ドネツク州を中心に激しい衝突を続けている。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は8日、激戦が続く同州の要衝バフムトについて「数日のうちに陥落する可能性は否定できない」との見方を示した。ただ「これは必ずしも戦争の転換点にはならない」とも強調し、バフムトが陥落しても全体の戦局には大きな影響がないと主張した。米シンクタンク「戦争研究所」も7日、露軍がバフムト東部を占領した可能性が高いとの分析を示している。

 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は7日に公開された米CNNとのインタビューで、バフムトが陥落すれば、露軍に対し他の主要都市を制圧するための「開かれた道」を与えることになると語り、同地を死守する姿勢を強調した。【岩佐淳士(ブリュッセル)、金子淳】

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