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「ごみ同然に記録を捨てられた」 亀岡暴走遺族、最高裁に説明要望


 2012年に京都府亀岡市で当時18歳の少年が無免許運転した車が暴走し、小学生ら10人が死傷した事故の記録を京都家裁が廃棄していた問題で、遺族の中江美則(よしのり)さん(59)が7日、経緯の説明などを求める要望書を最高裁に提出したと明らかにした。少年事件の記録が各地で廃棄されていたことが判明しており「未来への資料として悲惨な事件の記録を残してほしい」と訴えた。

 暴走事故で長女の幸姫(ゆきひ)さん(当時26歳)を亡くした中江さんは京都市内で記者会見し「娘の無念が詰まった記録をごみ同然に捨てられた。司法に置き去りにされた」と憤りを示した。中江さんによると、記録廃棄について京都家裁からは連絡や説明がなく、最高裁に廃棄した理由の説明や遺族の意見を聞く場を用意することを求める文書を6日に郵送した。

 暴走事故は12年4月、集団登校中の小学生らの列に無免許の少年の運転する車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った。少年6人が逮捕され、運転者ら3人は検察官送致(逆送)の後に起訴され、残る3人は保護処分とされたが、京都家裁は19~21年、保護処分を受けた少年らの事件記録を廃棄していた。【千金良航太郎】

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