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資源高騰で歴史的インフレ 円安加速で一時1ドル151円台に


 ロシアのウクライナ侵攻は資源や資材の高騰を引き起こし、歴史的なインフレで金融市場も混乱に見舞われた。円は2022年10月に一時1ドル=151円台を付け、約32年ぶりの水準まで下落するなど、外国為替相場も荒れた。

 ドル円相場は22年初頭は115円前後だったが、3月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めに転じ、ドルを買って円を売る動きが加速。日本は大規模な金融緩和策を維持したため、円安が一気に進んだ。23年2月初旬時点では130円前後まで戻したが、円安傾向は続く。

 ユーロ圏でもウクライナ侵攻に伴うエネルギー不足が景気後退を招くとの懸念からドル買いが進んだ。22年7月には約20年ぶりにユーロとドルがほぼ等価値となる記録的なユーロ安・ドル高水準に陥り、欧州中央銀行(ECB)は11年ぶりの利上げに踏み切った。

 一方、ロシアではルーブル高の水準が続く。侵攻直後はルーブルが暴落したが、パニック的な動きは間もなく収まり、4月ごろから急速に持ち直した。制裁で欧米からの輸入が減少し外貨の必要性が低下したことや、天然ガスの決済にルーブルによる支払いを要求したことなどが影響しているとみられる。【金子淳】

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 ロシアのウクライナ侵攻は世界にどのような影響を及ぼしたのか。さまざまなデータから迫る。

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