列車にはねられ死亡の少年を書類送検 北九州母娘殺人未遂容疑

 北九州市の民家で8月、母娘が刺されて重傷を負った事件で、福岡県警は6日、現場近くで列車にはねられ死亡した通信制高校生の少年(当時17歳)=東京都葛飾区=を殺人未遂などの容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。事件現場の血痕とDNA型が一致したことなどから、県警は少年が事件直後に列車に飛び込んで自殺したと判断し、捜査を終結した。地検支部は近く、容疑者死亡で不起訴にするとみられる。
 書類送検容疑は8月13日に同市小倉北区の民家に侵入し、同日午後9時50分ごろに帰宅直後の女性(37)と娘で高校1年の女子生徒(15)の胸や腹を、包丁(刃渡り約13センチ)で複数回刺して殺害しようとしたなどとしている。少年は約20分後、民家から約600メートル離れたJR南小倉駅付近で列車にはねられ死亡した。
 県警によると、少年と女子生徒は2021年7月ごろ、ネット交流サービス(SNS)を通じて知り合った。2人は22年1月に県内で実際に会ったこともあったが、5月になって女子生徒が連絡を絶ったという。少年は事件の1週間前、SNSに自殺や殺人をほのめかす内容を複数回投稿し、事件前日に市内に入って凶器の包丁を購入していたことも判明した。
 現場の民家は寝室の窓が割られ、付着していた血痕から少年のDNA型を検出した。県警は、少年が一方的に好意や恨みの感情を募らせ、事件を起こした可能性があるとみている。【河慧琳】

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