ロシア軍がウクライナ東部リマンから撤退(10月2日)

 ロシア国防省は1日、ウクライナ東部ドネツク州の重要拠点リマンに駐屯していたロシア軍が撤退したと明らかにした。前日にプーチン露大統領が同州を含むウクライナ4州併合を一方的に宣言したばかりだった。一方、プーチン政権に近い露南部チェチェン共和国のカディロフ首長は1日、通信アプリへの投稿で、露軍に小型核を使用し、戦況を改善するように求めた。ウクライナ情勢を巡る日本時間2日の動きを中心にまとめた。【デジタル報道センター】
ウクライナ軍、東部で反転攻勢強める
 インタファクス通信によると、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は1日、「(ウクライナ軍の)包囲による脅威のため、より有利な戦線へと撤退した」と説明した。ウクライナ軍も1日、数千人規模のロシア軍部隊を包囲したと発表。リマンに到着し、軍用車のボンネットに乗ってウクライナ国旗を振るウクライナ軍兵士の動画を投稿していた。【関連記事】
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  • 親露派首長「小型核で戦況改善を」
     カディロフ氏は「テレグラム」への投稿で「個人的な意見」と前置きした上で、「(ロシアは)より思い切った作戦を取る必要がある。(ロシア・ウクライナの)国境付近に戒厳令を敷き、小型核を使用すべきだ」と主張した。ロシアが併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州の要衝リマンから、ロシア軍が1日に撤退したことを重くみているとみられる。【関連記事】
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  • 露が原発所長連行
     ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは1日、ロシアが占拠している南部ザポロジエ原発のムラショフ所長が、ロシア側に拘束されたと発表した。同社は「原発の運営が危機にさらされている」として、同氏の即時解放を求めている。ロシア側は9月30日、原発からザポロジエ州エネルゴダール市に向かっていた所長の車を停止させ、目隠しをして連行したという。【関連記事】
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  • 露、ICAO理事落選
     カナダ・モントリオールで開かれている国際民間航空機関(ICAO)の総会で1日、理事会(36カ国)メンバーの選挙が行われ、ウクライナに侵攻したロシアは再選されなかった。投票総数の170票の過半数にあたる86票を6票下回った。【関連記事】
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  • ウクライナ、NATO加盟申請へ
     ゼレンスキー大統領は9月30日、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を正式に申請すると表明した。「テレグラム」に投稿した演説で語った。ロシアによる一方的なウクライナ4州の併合宣言を「決して認めない」と主張。プーチン露大統領との会談の可能性も否定した。【関連記事】
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  • ノルウェーが洋上施設の軍防護強化
     ロシアからドイツに欧州向け天然ガスを輸送する海底パイプライン「ノルド・ストリーム(NS)」と「NS2」の計4カ所でガス漏れが発生し、欧州のエネルギー供給を巡る混乱が懸念されている事態を受け、欧州有数のガス供給国であるノルウェーが自国の石油・ガス施設を守る軍の増強を決定した。ロイター通信などが伝えた。
     報道によると、ノルウェーのストーレ首相は9月28日、海軍を洋上のガス関連施設などに「より目立つように配備する」と表明した。【関連記事
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